専有面積30~50平方メートル程度の比較的面積の小さいマンションを指す。厳密な定義はない。投資用として分譲されている20平方メートル台までのワンルームマンションとは異なり、主に単身者や夫婦二人向けの居住用として分譲されることが多い。従来の居住用分譲マンションは、専有面積70平方メートル前後、2LDKや3LDKなどのファミリー向けの物件が中心だったが、近年、契約者の一世帯あたりの平均人員も二人が増えていることから、1LDKや2DKなどのコンパクトタイプの分譲マンションが増加している。大規模マンションでもファミリータイプとコンパクトタイプを組み合わせて分譲するようになっており、コンパクトタイプのみの物件も増えている。ただし、コンパクトタイプのみのマンションの場合、20~30年が経過したときに居住者の高齢化が進む上、所有者や居住者の交代が期待しにくいため、コミュニティが崩壊するのではないかと懸念する見方もある。