日本郵政公社が取り扱っていた主力貯蓄商品のこと。2007年10月1日に日本郵政公社が民営化され、郵便貯金事業が株式会社ゆうちょ銀行に引き継がれた後も、「定額貯金」としての取り扱いは継続している。商品の特徴は、半年複利の固定金利商品で、高金利時に預ける方が有利となる。利率は6カ月ごとの段階利率、預入後3年までは、預入期間が長いほど高くなる。最長預入期間は10年で、預け入れは1000円~300万円までの8種類、限度額は民営化前の郵便貯金とゆうちょ銀行の貯金を合わせて1000万円となる。6カ月の据置期間を経過すれば、いつでも払い戻し可能になる。据置期間内の解約には据置期間内利率が適用される。利率は原則月2回、市場金利の動向に合わせて見直される。なお、民営化後の新規預け入れについては、これまでのように政府保証はつかず、預金保険制度により元本1000万円までとその利息が保護される。