資金調達をしようとする発行者が、お金を借りた証拠として利息支払いや元本返済を約束して発行する有価証券のこと。発行体の違いによって、国、地方自治体、公共機関が発行する公共債、民間企業が発行する民間債、外国政府等が発行する外国債に分類される。債券は、定められた期日に額面金額が返還(償還)される仕組みで、利払い方式によって、定期的に利息を受け取る利付債と、利払いはなく額面から利息相当額を割り引いた価格で発行される割引債とに分けられる。利子には、20%の源泉分離課税が適用される。また、償還差益(額面価格と発行価格の差額)について、割引債は18%の源泉分離課税、利付債は雑所得として総合課税の対象となる。