投資先の財務的評価に加えて、社会、環境、倫理といった企業の社会的責任(corporate social responsibility CSR)を評価して投資する投資行動のこと。欧米では1990年代以降、投資に対する一般的な指標となってきており、個人投資家から機関投資家にいたるまで多様な投資家が導入している。社会的責任を果たしている企業を集めた株価指数(SRI指数)も作成され、高いパフォーマンスを示している。またそれらの企業を投資対象とするファンドの資産規模は総運用資産残高の1割を超えると見られている。これまで日本においては、「エコファンド」という形で環境をテーマとした投資信託が発売されてきたが、近年、環境以外のSRIファンドも組成され始めている。