個人向けの年金商品の総称。厚生年金、国民年金などの公的年金、企業に勤める従業員のための企業年金と合わせて、老後生活を経済的に安定させるための3本柱といわれる。生命保険会社のほか、銀行や証券会社など各金融機関から販売されており、大別して保険型と貯蓄型に分類される。保険型が加入者全員の保険料を年金原資としてプールし、原則として生存している加入者に年金として配分するのに対し、貯蓄型は自分で積み立てた年金原資を自分が年金の形に分割して受け取る。保険型は主に生命保険会社や株式会社かんぽ生命保険、全労済、JA(農協)など、貯蓄型は主に銀行や信託銀行、証券会社などから販売されている。