個人が任意で掛金を拠出し、自己責任により運用することで老後資金を積み立てる年金制度。公的年金の上乗せとして、2002年1月より取り扱いが開始された。同じ確定拠出年金でも、企業が掛金を拠出し、従業員自身が運用を行う企業型もある。個人型は、国民年金基金連合会が主体となって運営しており、60歳未満の自営業者のほか、勤務先に企業年金や確定拠出年金の企業型がない従業員が加入できる。掛金は債券や株式などで運用するため、同じ掛金負担額でも、運用実績により受け取る年金額は異なってくる。老齢給付金は60歳から年金または一時金で受け取ることができるが、原則、60歳まで中途引き出しはできない。掛金の拠出限度額は、自営業者の場合、年額81万6000円(国民年金基金に加入の場合はその掛金も合算)。勤務先に企業年金や確定拠出年金の企業型がない従業員の場合は年額21万6000円。