2007年9月まで日本郵政公社が取り扱っていた生命保険のこと。07年10月の民営化以降は株式会社かんぽ生命保険が、民営化前と同様の商品内容の保障を継続販売する。簡易保険の特徴は、加入に際して告知書の記入のみで医師の診査がないこと、保険料が月掛けであること、保険金が小口であることが挙げられる。保険金は、加入時には1人1000万円が限度であるが、一定の条件を満たせば通算1300万円まで加入できる。取り扱う保険の主な種類としては、終身保険、定期保険、養老保険、学資保険および年金保険などである。なお、民営化前に加入した簡易保険については、民営化後、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構により管理される。保障内容は変わらず、政府保証も継続される。ただし、特約等の変更は行えないので注意が必要となる。一方、民営化後のかんぽ生命の生命保険は政府保証ではなく、保険契約者保護制度によって保護されることとなる。