基本的な保険給付を提供し、それだけで保険契約として成立・機能する主契約に対して、単独では契約として機能せず、主契約に付加することで初めて契約の形を成すものを指す。入院特約や生活習慣病特約、重度障害保障特約、介護保障特約など、一般的に死亡保障よりも生存している間に活用できる保障が主流である。近年、国内生保各社は、三大生活習慣病や所定の高度障害状態、所定の要介護状態などになった際、以後の保険料の払い込みが免除されるといった保険料払込免除特約を付加して販売しているが、保険料払込免除事由には取り扱う保険会社によって差があるので注意が必要である。また、一部の生保会社では、三大生活習慣病と診断された場合などに、就業不能による収入減をカバーできる終身年金が支払われるものや、女性ならではの乳がんによる手術後の乳房再建費用をサポートするものなどさまざまな種類の特約が販売されている。