スイスの銀行が初めに手掛けた個人富裕層を対象とした銀行サービス。欧米では一般に数億円以上の資産を預かり、専任の担当者が生活設計、資産運用、税金対策、相続対策等の総合的な資産運用、保全を行う。金融情報の提供や本人に代わってさまざまな手続きを行うほか、金融商品以外の美術品や高級車なども取り扱い、顧客の要望に応えている。日本では規制によって提供できる商品が限られていたこともあり、普及が進んでいなかったが、企業の資金需要の低下から日本の銀行も個人向け業務に注力し始め、プライベートバンキング業務専業の銀行を設立するなど強化に取り組んでいる。サービスメニューとして、投資顧問、不動産の運営管理、税務相談、遺言信託等の業務が挙げられる。