個人だけが購入できる国が発行する債券。元本と利子の支払いを国が保証しているため、安全性の高い金融商品のひとつ。固定金利型は5年満期(固定5年債)と3年満期(固定3年債)の2種類、変動金利型は10年満期(変動10年債)のみで、購入者のニーズに合わせて選択できる。固定5年債は固定利付国債の利率から0.05%を、固定3年債は0.03%を差し引いた利率が適用され、発行時の利率が満期まで変わらない。変動10年債は、第34回債までは固定利付国債の利率から0.80%を差し引いた利率が適用され、第35回債より基準金利×0.66の利率が適用される。半年に1度利率が見直され、いずれも最低利率は0.05%に設定されている。個人向け国債は発行から1年経過すると中途換金できるが、「直前2回分の各利子×0.79685」相当額がペナルティーとして差し引かれる。