収益の決算と分配金の支払いを毎月行う投資信託。通常、投資信託は年1回あるいは2回程度、収益の決算を行い、分配金を支払う形式が一般的であるが、毎月分配型投資信託は、毎月の分配金を年金のように受け取れるので、値上がり益よりも定期的収入を魅力と捉える高齢層に人気が高い。安定的な分配金を目指すため、先進国の債券にとどまらずリスクの高い低格付けや新興国の債券、高配当の株式などに投資するタイプもある。広く知られた毎月分配型投資信託として「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」が挙げられる。毎月分配型投資信託は、運用成績が悪化すると投資信託自体の資産を取り崩して分配金を払うこともあり、その場合には投資信託の基準価額が減少することになる。また、分配金を受け取らずに再投資するコースを選択できる投資信託もある。