個人の生き方を具体化したもので、生涯にわたる人生設計のこと。ライフプランには、「生きがい」「健康」「経済」の3つのテーマがあり、生きがいに関する活動プランや健康増進プラン、ファイナンシャル・プランなどがある。ライフステージにおける具体的なライフプランとして、就職・転職・独立起業、結婚や住宅取得、教育資金の確保、安心した老後生活の実現などがあり、自分や家族の将来の夢や希望を明確にして、その実現に向けた総合的な人生設計が必要となる。社会が複雑化する前は、就職後、一定の年齢に達すると結婚し子どもを数人もうけ、住宅を購入した後は定年まで働き、その後は退職金と年金で不安なく余生を過ごすという「標準的な人生」が想定できたが、社会の変化とともに価値観が多様化し、人生に対して重視する内容や満足度合いも各人で大きく異なる。しかし、充実した人生を送りたいという思いは誰もが共通であり、自分自身の価値観に合った人生設計を立てて暮らしていくことが重要になっている。