個人や家計が労働などの対価として受け取る給与やボーナスなどの1年間の収入から、税金と社会保険料を差し引いた手取り金額のこと。個人や家計が自由に使えるお金の総額。差し引く税金には所得税と住民税があり、社会保険料には健康保険料や年金保険料などがある。可処分所得から食費や教育費などの消費支出を差し引き、残りがあればそれが貯蓄分となる。実際に使える金額である可処分所得を把握することは、家計のマネープランを考える上で非常に重要である。給与所得者の場合、源泉徴収票に記載された支払金額・源泉徴収税額・社会保険料等の金額をもとに自分で可処分所得(住民税を考慮しない金額)を計算することができる。可処分所得の大部分は、消費に割り振られるため、個人の購買力を測定する指標のひとつとも言える。