NISAとは、専用口座で保有する株式や株式投資信託の売却益や配当、分配金が非課税になる少額投資非課税制度で、2014年から開始され、日本に居住する20歳以上の人が利用できる。その子ども版が創設され、日本に居住する0歳から19歳の人が利用できる。非課税対象となるのは、上場株式と公募株式投資信託等で、投資可能上限額は年間80万円。口座が開設できる期間は16年から23年で、非課税となる期間は口座を開設した年から最長5年間。基本的には18歳まで払い出し制限があるが、災害等やむを得ない場合には非課税での払い出しが可能。この制度は、祖父母や親が20歳未満の孫や子の代理で口座を作成し、運用管理する方法で活用されることが想定される。現在、資産運用の活用は高齢者など一部の層に偏るため、投資のすそ野を若年層にも広げるとともに、未活用の高齢者の資産を投資に振り分ける目的で創設された。