利息の計算方法のことで、単利は、当初投資した金額に対して利息を計算する方法。複利は、一定期間ごとに支払われる利息を当初投資した金額に組み入れて、その合計額に対して利息を計算する方法。単利は利息を再投資しないので、利率が一定なら期間ごとの利息は同じ金額となる。たとえば、100万円を年利10%で単利計算すると、毎年10万円の利息が発生する。複利は利息を再投資するので、利息が利息を生む仕組みになっている。たとえば、100万円を年利10%で複利計算すると、1年目の利息は10万円で、当初投資した金額100万円に利息10万円を足した110万円が2年目の元本となり、利息が計算される。当初の投資金額に利息が加えられる期間によって1カ月複利、半年複利、1年複利などがあり、利率が同じなら1カ月複利が最も効率的に運用できる。単利と複利で同じ期間運用すると、最終的な利息を含めた投資総額は複利の方が多くなり、長期間投資することで複利の効果が大きくなる。