銀行が販売代行の形態で生命保険などの保険商品の販売を行うこと。2001年4月の開始当初は、住宅関連の信用生命保険や長期火災保険など販売できる保険の種類が限られていた。07年12月には生命保険と損害保険のすべての保険商品が販売対象となった。顧客にとっては、日頃利用する銀行窓口で複数の保険会社の保険商品を比較検討して加入できる利点があり、銀行にとっては既存の顧客に保険商品を販売することで保険会社から手数料を得られる効率的な業務であり、保険会社にとっては新たな有力販売経路として重要性が高まっている。12年の生命保険文化センターの調査によると、直近5年以内に銀行を通じて生命保険・個人年金に加入した人の割合は4.3%となっている。同じ調査を年齢別でみると、銀行窓口販売の利用は、若い世代よりも60歳以上の高齢者層の利用が多いことがわかる。