保険料を積み立てて、将来年金として受け取る個人向けの年金商品。民間の金融機関が取り扱う。年金の受け取り方によって終身年金、確定年金、有期年金に分けられる。終身年金は、被保険者が生存している限り年金を受け取れる。一定期間(10~15年間)は被保険者が死亡しても遺族が年金を受け取れる保証期間付終身年金もある。確定年金は、被保険者の生死に関係なく、一定期間は受取人が年金を受け取れる。有期年金は、一定期間は被保険者の生存を条件に年金が受け取れるが、死亡後は受け取れない。一定期間(5~10年間)は被保険者が死亡しても、遺族が年金を受け取れる保証期間付有期年金もある。また、夫婦どちらか一方が生きている限り年金が受け取れる夫婦年金もある。保険料は、月払い、年払い、一時払いなどで払い込む。支払保険料に応じて一定金額が所得から控除される個人年金保険料控除が受けられ、控除限度額は保険契約を締結した時期により異なる。2011年12月31日以前に締結した契約は、所得税が年間5万円、住民税が年間3万5000円。2012年1月1日以後に締結した契約は、所得税が年間4万円、住民税が年間2万8000円。