ここ数年、エレベーターやガス瞬間湯沸かし器、シュレッダーなど、身近な製品や施設において、身体・生命への危害を伴う事故が相次いで起こり、消費者の安全が脅かされる事態を招いている。国民生活審議会「国民生活における安全・安心の確保策に関する検討委員会」は、2007年5月、身近な製品や施設における事故について、横断的・客観的な調査や審議を担当する「重篤事故等オンブズマン」の設置を提言。オンブズマンが政府委員会に設置されるのは珍しく、国民生活審議会は、さまざまな事故について専門家の参加を得て機動的に調査を行うこととしている。