2003年の食品衛生法改正や食品安全基本法制定で明示されたリスクアナリシスは、食品の安全に限らず、あらゆる消費者問題の安全性に必要である。とくに食品安全基本法条文に明記されたリスクコミュニケーションの重要性は、管理(リスクマネージメント)、評価(リスクアセスメント)された商品ごとにリスク情報を関係者間で共有し、意見を交換、国・自治体の安全行政を推進する基本的役割を持つ。リスクコミュニケーションの関係者は、専門家、行政、事業者、消費者等。消費者が安全性の成果を直接受ける立場にあり、最も重要な役割を果たすもの。