2006年度に特定商取引法の業務停止命令や改善指示の行政処分を受けた悪質業者は、過去最高の84件となった。05年度は80件。業務停止命令が36件(05年度25件)と大幅に増え、改善指示が48件(同55件)出された。業務停止命令のうち10件は、資格講座、教材、叙勲記念品販売などの電話勧誘販売業者に対して出された。6カ月の業務停止命令の出された北海道の資格講座業者は、初めて特定商取引法違反で刑事告発を受け、社長ら10人が詐欺罪で逮捕された。特定商取引法の行政処分権限は、都道府県にもあり、54件(同45件)と前年より増加した。業務停止命令は、東京都4件、北海道3件、愛媛県、香川県、青森県、秋田県がそれぞれ1件、計11件発令された。