2008年2月、経済産業省は、燃焼器具による火災事故を未然に防止するため、石油ストーブの自動消火装置と家庭用ガスコンロの安全装置の義務づけを行うと発表。石油ストーブは、給油時の火災事故が多いため、カートリッジ式給油のタイプを対象に、タンクを持ち上げると原則10秒以内に消火する装置の取り付けを09年1月出荷分から義務づける。また、家庭用ガスコンロは、点火したコンロから離れた時の火災事故が多いため、(1)油の温度が設定温度を超えると自動的にガスを止める「調理油過熱防止装置」と、(2)風やふきこぼれで火が消えた時にガスを遮断する「立ち消え安全装置」の設置を、09年4月以降製造分から義務づける。ガスコンロについては、2つの安全装置に加え、業界団体は先行して消し忘れ消火装置も標準装備した製品を販売する。