2008年8月、厚生労働省薬事・食品衛生審議会は、法規制がなく深刻な目の障害トラブルを起こしていた「おしゃれ用カラーコンタクトレンズ」を薬事法上の「高度管理医療機器」に指定した。(社)日本眼科医会の調べでは、おしゃれ用カラーコンタクトレンズの目の障害トラブルは05年10月3日~08年2月26日までの間で186件発生し、うち、21件は失明につながる恐れのある角膜潰瘍(かくまくかいよう)や角膜炎などの重症事例だった。おしゃれ用カラーコンタクトレンズは、インターネットで販売されている輸入品がほとんどだが、09年4月に施行されれば、都道府県知事の許可制になり、販売業者は販売時に装着リスクを説明する必要がある。