経済産業省は、2008年7月、ここ1年あまりの間に高齢者が介護ベッドの手すりやさくのすき間部分で首を挟んだりして死亡する事故が10件、重傷事故6件が起きていることから、ベッドの安全性を高めるために現行のJIS規格を見直すとともに、新たに手すりの安全基準を設定することにした。介護ベッドはレンタルの場合が多く、事故が起きても情報が届かなかったケースが多いと思われ、実際の事故発生数はもっと多いのではないかと考えられている。事故情報を迅速に届けるように、介護ベッドメーカーやレンタル業者、医療機関などに協力を求めていく方針。