2008年9月26日、ヤフーはヤフーオークションの会員IDが何者かに乗っ取られ、自分が知らないうちに偽ブランド品などの出品にIDが使われたという被害が約5000件あったと発表。覚えのない出品手数料を請求されたという苦情もある。会員のIDが勝手に使われて偽ブランド品などが大量に出品されており、実際のトラブルは約1万件あると見られている。被害にあった約5000人には、出品手数料を返金するなどの対応をとる。ヤフーオークションは、会員数約710万人という国内最大規模で、07年の1年間の取引額は約7400億円。ネットオークションの脆弱性(ぜいじゃくせい)が指摘されるとともに、取引の安全性・信頼性が揺らぎかねない事件。