アメリカの前ブッシュ大統領は、2008年8月、中国製の玩具から鉛が検出されたり、欠陥タイヤ、有害なペットフードなど次々と消費者製品の安全性がおびやかされているとして政府機関CPSC(消費者製品安全委員会)の予算と権限を強化する法案に署名し、新法が成立した。CPSCは、1973年に設立された消費者を製品事故から守るための情報収集などを行う機関。今後予算を増額し、製品の安全性を調べる人員を増員したり、テスト施設の拡充を図り、権限の強化をする。消費者から寄せられる製品安全に関する苦情のデータベースの構築にも取り組む。