2008年8月、日本、アメリカ、ドイツ、ロシアなど16カ国が、鳥インフルエンザを防止するための国際的なネットワーク網を構築することに合意した。ICタグを利用しての感染ルート究明や通信衛星で渡り鳥の追跡調査を行う。WHO(世界保健機関)によると、世界的に鳥インフルエンザに感染して死亡する人は減少傾向にあり、ピーク時の06年に比べて08年は約3分の1にとどまり、42人が発症し、31人が死亡。
09年1月現在、延べ399人が発症し、252人が死亡している。専門家は、感染を防ぐ知識が普及してきたことによるものであって、変異リスクは従来と変わっていないと指摘している。