コンピューターセキュリティー対策ソフトを販売するシマンテックのコンシューマー向け製品の更新プログラム「ノートン・オンゴーイングプロテクション」で起きた問題。クレジットカード決済によるダウンロード販売で製品を購入したユーザーは、製品のライセンス期限が到達した際、次年度分のライセンス料が自動で引き落とされる。このしくみの周知が徹底されていなかったため、自動継続されていたことに気がつかないユーザーが多く、問題になった。ソフト購入当時、ライセンス自動継続に関する表示が極めてわかりづらい位置に表示されていたこと、更新前の通知がメールのみで、同社の広告メールと混同されやすかったこと、プロバイダーやメールソフトウエアによる迷惑メール仕分け機能やメールアドレス変更などで、受信の有無が判然としなかったこと、問い合わせ窓口に連絡がつながりづらかったことなどが要因。