アメリカトヨタ自動車販売は、2009年11月、「レクサス」「プリウス」など販売した7車種426万台で、踏み込んだアクセルペダルがフロアマットに引っかかり、元に戻らなくなるおそれがあるとして、アクセルペダルを交換すると発表した。きっかけは8月、レクサスES350で高速道路を運転中、時速140キロで壁に衝突、4人が死亡した事故。衝突の原因は、アクセルペダルがフロアマットに引っかかり、戻らなくなったというもの。事故直後、トヨタはフロアマットを外すよう呼びかけたが、それだけでは不十分との指摘を受け、引っかからないように改良したアクセルペダルに無償交換する対応をとっている。国土交通省は、国内では、アクセルペダルがフロアマットに引っかかって事故になったケースは、08年12月から09年9月までに13件起きていると発表した。