ウイルス予防対策として販売されている首から下げて着用する携帯型の除菌剤。化学熱傷(化学薬品によるやけど)を起こす危険があるとして、2013年2月に消費者庁が注意を呼びかけた。具体的には、風邪を引いて携帯型空間除菌剤を着けて寝ていたところ、腹部の皮膚が赤く腫れあがり、皮膚科を受診した、子どもが着用してやけどになった、ポケットに入れておいたらやけどをした、などの被害が出ている。携帯型空間除菌剤の成分には、化学熱傷を引き起こす原因物質である次亜塩素酸ナトリウムや二酸化塩素が含まれており、商品によっては、事業者が回収をしているものもある。