スマートフォンやパソコンの全世代への急速な普及に伴い、アダルトサイトへのアクセスで高額な登録料や登録解約料を請求されたという相談が全国の消費生活センターで急増している。アダルトサイトでの誤登録トラブルは、最近5年間では常にトップを占めており、2014年度(全体の相談総件数約95万件)以降、全相談の毎年約6割に達している。親が貸したスマートフォンで幼児が誤ってアダルトサイトに入ってしまったとか、小・中学生がアダルトサイトを内緒で見ていて、料金の請求画面が消えなくなってしまったとか、相談は性別・年齢、職業に関係なく数多く寄せられている。支払い方法は、プリペイドカードが利用されることが多く、コンビニエンスストアでプリペイドカードを購入し、その番号を画像や電話で知らせるように求められる。こうしたトラブルに気が動転し、焦ってインターネットで検索した探偵業者に連絡、さらに解決のための高額な料金を請求されたというケースもある。