2016年4月、三菱自動車は、13年に販売を開始した軽自動車4車種(eKスペース、eKワゴン、デイズ、デイズルークス)計65万5000台の燃費データを実際より5~10%上乗せ偽装して提供していたと発表。国土交通省が燃費データの不正のあった4車種について燃費等の確認テストを実施した結果、カタログに記載されたデータよりも最大で16%、平均11%下回っていた。燃費データ偽装問題は、自動車業界全体の問題に発展し、スズキも10年頃から計27車種、計210万台で燃費データの不正を行っていたことが判明した。国土交通省は、道路運送車両法を改正し、燃費などのデータを不正に申告した場合の罰金(現行30万円)を大幅に引き上げ、2億円以下にする方針。なお、現行の日本独自の燃費測定方法であるJC08モードは、測定した燃費が実際の燃費より2~3割低いなどの問題があるため、18年10月以降は国際基準のWLTP方式に切り替えられる。