日本は外国人観光客の受け入れを拡大する政策を進めている。そのためには受け入れを推進するための財源が必要で、2018年度の税制改正で国際観光旅客税を創設する。国際観光旅客税は、快適に旅行できる環境の整備や日本の多様な魅力に関する情報の入手の容易化、地域固有の文化や自然などを活用した観光資源の整備など、地域での体験・滞在の満足度の向上に資する施策に充てる。日本と外国との間を結ぶ国際船舶や航空機により日本から出国する人が納税義務者となる。出国1回につき、1000円を課税する。ただし、航空機により入国後24時間以内に出国する乗継旅客、天候などの理由により日本に寄港した国際船舶や航空機に乗船・搭乗していた者、2歳未満の幼児は非課税とする。