20歳以上の国民年金と厚生年金保険の年金受給開始前の被保険者を対象に社会保険庁から送付される年金個人情報。社会保険庁は、毎年の誕生月に、(1)加入期間(第1号、第2号、第3号被保険者期間の加入月数、保険料納付済月数、厚生年金の加入月数)、(2)これまでの加入実績に応じた年金見込額、(3)被保険者分の保険料納付額、などが記載された「ねんきん定期便」を加入者に通知することにした。2007年3月からは35歳の誕生日を迎えた人へ、同12月からは45歳、55歳以上になる人へ先行実施し、08年4月からは全面実施する。年金制度の複雑さなどから、将来の年金がいくらもらえるのかわかりにくいことや、年金記録への不信に対応することが目的である。