すべての公的年金制度に共通の4桁+6桁で表される加入者番号のこと。1997年1月から導入された。それまでは国民年金、厚生年金保険、共済組合などの加入者記録は、それぞれの保険者で管理し、年金番号も独自に定めていたが、基礎年金番号によって一本化された。番号の導入によって、第2号被保険者が転職、退職のため第1号被保険者または第3号被保険者になったときの届け出のチェックが容易になり、未納を防ぐ役割も果たしている。国民年金や厚生年金保険に97年以降に加入した人は、基礎年金番号が記載された青色の年金手帳が交付される。また97年以前に加入した人または共済組合の人は、基礎年金番号通知書が送付される。年金受給権者は、最後に加入していた制度の年金手帳の番号が基礎年金番号となる。