老齢基礎年金の受給資格開始年齢は65歳であるが、繰り上げや繰り下げて受給することもできる。繰り上げ受給は、65歳になる月の前月までの月数によって1カ月につき0.5%ずつ減額され、60歳からの繰り上げを選択すると、年金額は30%程度(1941年4月2日以降生まれの場合)カットされ、その金額で生涯支給される。したがって、65歳からもらい始めた人と累計受給額が等しくなるのは76歳8カ月で、それ以降は、65歳からもらい始めた人の方が累計額は多くなる。また、繰り下げ受給を選択すると増額され、1カ月繰り下げるごとに0.7%増加し、70歳から受給すると42%増しとなる。