高校を卒業せず中途で退学すること。ドロップアウトは高校中退を含めて学校での主要活動における遅れや脱落・離脱を指す。1996年度には公立・私立高校の中退者は11万1989人に上り、以来11万人前後で推移していたが、その後減少し、2012年度にはこれに国立大学付属高校の中退者を加えても5万1780人と過去最低を記録。中退率(在籍者数に占める中退者数の割合)は1.5%となった(文部科学省)。13年度から通信制課程も調査対象となり、中退者数は5万9923人、中退率も1.7%となった。単位制高校の設置、選択科目の拡充や、進級・卒業認定の弾力化、高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)の拡充などによる対策が講じられてきている。