学校に行かないで自己成長しようとする教育・学習。もともとは宗教的な背景があったが、「脱学校論」などの学校批判が噴き出した1970年代以降のイギリスやアメリカで盛んになってきた。やがて公立学校への就学義務を憲法違反とする訴訟が続き、ホーム・スクーリングを合法とする判決が増加し、教育行政当局もホーム・スクーリングを制度化する方向に変わってきた。アメリカではすでに約230万人がホーム・スクールで教育を受けており、2010年には300万人に達するとみられている。日本のフリースクールや通信制教育、サポート校なども、ホーム・エデュケーション機能の一部を担っている。