一定の地域(エリア)における居住環境・市街地環境の維持・向上、管理、運営のための様々な活動。日本が、都市の成長時代から成熟時代へと変化する中、開発よりもストックをマネジメント(維持・管理・運営)することの必要性への意識の高まりや、地域間競争の激化等を背景として、エリアマネジメントに取り組む地域住民・地権者・事業者等によって構成された地域の組織が見られるようになった。例えば、大手町・丸の内・有楽町地区の「NPO法人大丸有エリアマネジメント協会」、汐留地区の「中間法人汐留シオサイト・タウンマネジメント」、大阪市長堀地区の「NPO法人長堀21世紀計画の会」といった組織がエリアマネジメントに取り組んでいる。現段階では、大規模プロジェクトに関連するものが多いが、それ以外の実践事例も見られるようになっており、地域再生の担い手の一つとして期待されている。