環境の面からみて望ましい、無駄の無い小規模な都市のあり方を示す概念。環境共生都市の一つの形である。都市の機能をコンパクトな空間に集約的に収めることにより、通勤や通学などの交通移動や、食料品や水、エネルギーなどの様々な物質の輸送に伴う環境負荷が削減される。同時に、電気や熱などのエネルギーの効果的、効率的な利用が可能となる工夫を行う。そこで人々はまとまって住み、多様な土地利用が混在した都市が形成される。単に都市をコンパクトにするだけでなく、それに伴って達成される環境や空間の質も含めてとらえた概念である。最近では、環境への配慮や将来的な人口減少を想定して、いくつかの地方自治体ではこれをまちづくりの指針として取り上げている。