製品、設備、施設、サービスなどを、障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が使いやすいようにするデザインのこと。現在あるバリア(障壁)を取り除く意味のバリアフリーデザインとは区別して使われることが多く、最初からすべての人にとってバリアがない状態にデザインすることを目指す。ロン・メイス(Ron Mace)が1985年に提唱し、彼の7原則が有名。誰もがわかりやすく手軽に余裕を持って使えるようにすることが重要。車いす用のリフトがあるリフト付バスより、車いすもバギーもお年寄りも、手軽に乗れるノンステップバスの方がよりユニバーサル。2005年7月、国土交通省はユニバーサルデザイン政策大綱をとりまとめ、「どこでも、だれでも、自由に、使いやすく」という視点で国土交通行政を推進することを目指す。