自転車の有料貸し出しの仕組み。鉄道駅を中心に都市部で普及し、駅と目的地の往復利用に使うピストン型が一般的。主に自治体、鉄道事業者が運営。最近では、自転車を借りたサイクルポート(レンタサイクル用の駐輪場)に返還する必要がなく、他のサイクルポートへの返還も可能なネットワーク型レンタサイクルが検討されている。サイクルポートは鉄道駅や主要公共施設・商業施設などに近接して設置される。コミュニティー内の移動の自由性を高めるという意味でコミュニティーサイクルともいわれる。日本では、社会実験として行われた東京都練馬区の事例や、国土交通省が阪神間で行った「阪神地区コミュニティーサイクル実験」が有名。地球環境時代にふさわしい自転車の有効活用策として注目されている。