車で鉄道駅やバス停に行き、駐車し(park)、鉄道やバスに乗り(ride)換えること。バスに乗り換える場合を特に、パーク・アンド・バスライド(P&BR)という。住宅地の外延化に伴って、郊外の鉄道駅周辺で自然発生的に見られる現象であるが、都心部の道路混雑解消のために、自治体が交通政策の一環として位置づけるようになってきた。日本では1970年代のオイルショック後に普及し始め、近年では交通需要マネジメントの重要施策に位置づけられている。金沢市や奈良市、大阪府の取り組みが有名。ヨーロッパでの普及は著しいが、73年に実施されたオックスフォード(イギリス)のP&Rは日本にも影響を与えた。ここでは、都心部の駐車抑制策と連動して行われている。