旅客や貨物を環境負荷の小さい交通機関に転換させ輸送すること。旅客においては、乗用車から鉄道やバスといった公共交通機関への転換、物流においてはトラックや航空から鉄道や海運に転換することを目指す。地球温室効果ガスの削減を図る京都議定書の2005年発効に伴い、モーダルシフトの要請が高まっている。鉄道や海運の端末輸送のサービスを高めることが重要。大企業では、トラックから鉄道への転換を図る取り組み事例が増加しており、トヨタ自動車は日本貨物鉄道、日本通運と組み、06年から専用貨物列車を使って部品輸送を開始。鉄道輸送に熱心な企業を応援するエコレールマーク認定制度が05年より発足し、商品と企業を認定している。