放射状に伸びる国際線や国内線の中心となり、乗り継ぎや貨物積み替えの拠点となる空港。ハブは車輪の中心部。国土交通省は定義があいまいとして、国際ハブ空港の呼称を国際拠点空港に改めている。2005年2月には、中部国際空港(3500メートル滑走路×1)の開港により、成田国際空港(4000メートル×1、暫定2180メートルを2500メートルに延伸予定)、関西国際空港(3500メートル×1、4000メートル×1)を含めた三大空港時代がスタート。しかし、アジアでは成田空港の3倍の面積を持つスワンナプーム国際空港(タイ・バンコク、3700メートル×1、4000メートル×1)が06年9月に開港。新白雲国際空港(中国・広州、4000メートル×2)、仁川国際空港(韓国、3750m×メートル)、チャンギ空港(シンガポール、4000メートル×2)などの大型空港もあり、日本は発着能力、着陸料などのコスト面で水をあけられている。07年5月に政府は、日本がアジア諸国の物流等の拠点となることを目指し、国内空港への乗り入れなどの規制緩和を図る「アジア・ゲートウエー構想」を決定している。