車に関しては、車道と歩道、ある車線とその反対車線との間などに設けられ、車の転落、人との接触、車同士の衝突などを防ぐもの。2012年4月に、関越自動車道でツアーバスが防音壁に突っ込んで大破し、乗客7人が死亡した事故が起こった際、防音壁と、その直前に設置されていたガードレールの間に10センチの隙間があり、その隙間にバスがはまり込む形になったため、事故の被害が大きくなったことから、ガードレールの設置のあり方が注目されるようになった。なお、ガードレールと防音壁との間に隙間が生じるようなガードレールの設置の仕方は1998年よりすでに認められていない。国土交通省は、04年3月の道路局長通達などにより、ガードレールに衝突した車が防音壁のような他の構造物に再衝突しないよう、他の構造物の前までガードレールを延ばして設置するよう求めている。しかし、これは通達以前に作られた構造物に対しては対象外となっており、ガードレールと構造物の間に隙間が生じているところは他にも存在していることが十分に予想され、早急に改善されることが求められている。