中心市街地活性化対策の核となる対策。人々の購買動向の変化や店舗経営の後継者の不在等によって、賑わいを見せていた商店街に空き店舗が現れ、それが連鎖的に起こるとシャッター通りが生じる。こうした衰退した商店街の活性化は地域コミュニティーの活性化に欠かせないなどの認識から、空き店舗の解消などを目指した対策がとられている。フリーマーケット、チャレンジショップ、公益施設・文化施設の導入などがあり、出店希望者と店舗オーナーとのマッチングが重要である。コンバージョン(改装などによる用途変更)による空き店舗・空きビルの活用や空き地への屋台村の導入なども行われており、各地に成功例がある。奈良市の「もちいどの」商店街では空き地を活用し、チャレンジ精神にあふれた商店者を育成する試みを展開している。商店街活性化はアメリカでも重要な課題で、非営利団体ナショナルトラスト・メインストリートセンターは、全国の2000を超える商店街の活性化支援を行っている。