2台の車両が連結されたバス。車両の間は幌で覆われ、前後自由に往来できるようになっている。大量輸送を行う必要がある路線でその効果を発揮できる。神奈川中央交通が湘南台駅から慶応大学湘南藤沢キャンパス間で導入するなど、いくつかの地域で実際に運行されている。ただし、バスが全体として非常に長くなるので、左折、右折したりするときなどは、バスの構造によっては内輪差が大きくなるので、運転には特別の配慮が必要となる。道路運送車両法の保安基準で定められた車両の規格のうち、長さの上限(12メートル)を超えるため、特例措置の対象となって、使用する路線が限定される。なお、類似のものにトレーラーバスがあるが、これは客車を動力車がけん引するものであり、車両と動力車の切り離しができるのに対し、連節バスの場合は切り離すことができない。よって、前者はけん引車両となるが、後者は通常のバスとみなされ、大型二種免許によって運転することになる。