成田国際空港が2015年4月8日に開業する、LCC(低コスト航空会社)専用の旅客ターミナル。既存のターミナルとは差別化し、内装を簡素化すると同時に、LCC利用者の需要に適したような店舗を配置する。これに伴い、従来、国際線利用者のみに課してきた空港施設利用料を、LCC利用者を含む国内線利用者からも徴収する。ただし、その金額は、第3ターミナルの利用者の場合、他ターミナルの国内線利用者に比べて低くなっている。10年10月に羽田空港が再国際化されて以来、大手航空会社は成田空港から羽田空港へ旅客便をシフトさせようとしてきた。これに対し、成田空港の利用促進を図る上でLCCへの期待が高まった。LCC元年と呼ばれた12年から、国内でもLCCが誕生してきた。その中で、ジェットスター・ジャパン、バニラ・エア、春秋航空日本は、拠点空港として成田空港を選択し、それに対応するLCC専用ターミナルが設置された。