1997年に東京駅~長野駅間が開業されて以来、長野新幹線として営業してきたが、2015年3月14日に長野駅から金沢駅まで延伸され、北陸新幹線として全線が統一された。1973年に政府が整備を計画した5路線の整備新幹線の一つである。「かがやき」「はくたか」「あさま」「つるぎ」の4タイプの車両があり、停車駅や運行区間がそれぞれに異なる。最高時速は260キロメートルに達し、この開業によって東京駅から金沢駅までの所要時間は最速2時間28分となって、従来の新幹線と在来線を乗り継いだ場合と比べて約1時間20分短縮される。これまで、関東から北陸地方への移動は、富山空港、小松空港に乗り入れている航空会社を利用する方が便利であったが、開業後は新幹線と航空会社との競争は激化することが予想される。2025年度には金沢駅から敦賀駅までさらに延伸される予定であり、最終的には東京から大阪までを結ぶ計画である。これは、東海地方に将来大地震が起こる可能性が示唆されている中、東海道新幹線が機能不全に陥った場合、北陸新幹線がその代替補完機能を果たし、国の大動脈である東京~大阪間の移動可能性を維持することが期待されているからである。