青森市と札幌市を結ぶ新幹線のことを指す。全国新幹線鉄道整備法に基づく整備基本計画によって1972年に建設すべき路線として同区間が指定され、翌73年、同法により整備新幹線となった。2005年5月22日に新青森―新函館北斗間が着工され、16年3月26日、同区間が開業した。新函館北斗―札幌区間については31年春頃開業予定。最短所要時間は、新青森―新函館北斗間が1時間1分、東京―新函館北斗間が4時間2分(開業時点)。札幌まで開業すれば、東京―札幌が最短で3時間57分で結ばれると想定されている。航空輸送において、東京(羽田空港)―札幌(新千歳空港)間は、世界の中で1、2位の乗客輸送量を誇る過密路線である。新千歳空港から札幌市内までのアクセス時間などを考慮すれば、東京―札幌間での新幹線の開業は、航空輸送に対する十分な競争力をもつことになる。なお、札幌―旭川間も基本計画区間として指定されているが、実現されるかどうかは全く不明の状態である。